―――2週間後

熱い。

体が重い。

頭が痛い…。


やばい。

「んっ…りょ…うぅ…」

涼の頬を軽く突いた。


「ん? …どした……?」

「…助け…て…」


涼はすぐ目を開けるとあたしを見、額に手を当てた。


「熱いな…」

それだけ言うと、あたしを抱き、適当にカツラを被せ、1つの部屋まで来た。




【保健室】


涼は「失礼します」と言って入った。


「森野さん。どうしたの?」

「…熱がある」