「ややや、やめますっ!! ど、どどどうかお許しをっ!!!」 「…失せろ」 男を睨みつけた。 「に、にに逃げるぞっ!!!」 男は奴らと一緒に逃げて行った。 涼が近づいてくる。 みんなは固まってる。 「優、ありがとな」 「みんなに…バレちゃったね……」 ゆっくりみんなを見た。 重い沈黙が流れた。 受け入れてくれないかもしれない。 そんな思いが、頭を過る。 「も、もしかして…優…?」 翔が恐る恐る聞いてくる。 静かに頷いた。