すると翔はあたしに抱きついてくる。
…どうなってんの?


相変わらず、涼は熟睡中。

こんなんで、よく寝れるな…。


双子は呆れて見てる。

「たーけ! たーか!!
黙ってないで助けてよ!」


双子は「頑張れ…」と言って助けようとしない。



涼に強く抱きついた。


「……んあ?…」

「起きたっ!!」

叫ぶと翔は静かに布団から抜け出し、陸はゆっくり上からどいた。


「…何、朝から?」

ゲッ!!
翔! 陸!!

陸と翔は涼の後ろでペロッと舌を出して笑ってる。


キイイィイッ!!!

「…ご、ゴメンなさい」