「これで寝れるか?」


首を横に振った。


「んじゃ。どして欲しい?」

意地悪に笑う涼。

あたしは恥ずかしさを捨てた。




「……ギュってして?」


涼は微笑んであたしをそっと引きよせて抱きしめた。


「これで寝れるわけ?」

「……うん…。ねぇ。

……明日…気お付けて…ね?」


涼は返事の代わりに優しく頭を撫でてくれた。