「…やっと起きたか。寝すぎ」 愛しい人の声も。 全部聞こえる。 「…犬……は?」 「起きてすぐに犬かいっ!!」 「ホンマ。優って心優しーよな~!」 「自分が刺されたのに犬を病院に連れてくってな!」 「まぁ。それが優のいい所? ってな!」 みんな、笑いあってる。 涼が口を開いた。 「…助かってる」 瞬間、とても嬉しい気持ちになり、笑顔が零れた。 「ゆーは心広いな~」 「ホンマ。広すぎてありえへん」 まーもーの言葉にみんなが頷く。