キミがスキ

翌日の朝の電車で、咲から報告を受けた。





「ありがとう。昨日風馬から電話かかってきたの。





明日華が風馬の相談にのってくれたって聞いた」





相談っていうか………




「うん、まあ」





「なんか恥ずかしくて、いくら明日華でも言えなくてさ…」




「うん」




そうだね…そういう話、仲が良いほどできないものなのかもしれない。





「次は明日華の番だね」






「え?」






咲は意味の分からないことをいった。