もっと、ずっと。



ピロロロッ


「あっ、悠里から電話だ。もしもし、悠里?」

「おう、茜。てかおまえいいかげんお兄ちゃんって呼べ!!
今、バイト終わったところ。母さん、今いる?」

「いや、いないけど?」

「そっか・・・。あっコンビニよるけどなんかいるもんある?」

「別にないよ」


悠里はすっごいやさしいからけっこう私の中では自慢のお兄ちゃんだ。
悠里ってもう呼ぶの慣れちゃったから今更「お兄ちゃん」なんて言えないけど・・・。


「そんじゃあ、家にちゃんといるんだぞ」

「分かってる。じゃあね」


ピッ


「悠里みたいにやさしくてかっこいい彼氏がほしいな~・・・」


ふと、窓ごしに言った。純也は私のことどう思ってるのかな?告白なんてやっぱ無理なのかな・・・?


「そんなこと言ったら、明日香に怒られちゃうなっ」