まぁ、あいつのことだからすぐに出てくるだろう・・・。そう人ごとのように思った。翌日、俊樹は部屋から出てきた。
「ほら、やっぱり出てきた」
「お母さん、俺。祐二くんに直接謝りにいく」
「そう。あっ、心配だから茜、ついてやんなさい」
「はーい」
そう言ってちょっとめんどくさそうにいった。
怪我をした子はここから離れた「築地間病院」にいるらしい。
バスと電車を乗り換えながら病院についた。
「308号室ってここか~。ほら、お姉ちゃんここで待ってるからいってきなさい」
「うっうん・・・」
俊樹の背中をポンと押した。
俊樹があやまっている間、私は携帯をいじっていた。
病室から聞こえてくる俊樹の泣き声にホッと安心する。
「あいつ・・・。ちゃんと仲直りできたんだな・・・」
「茜?」
と、聞き覚えのある声がした。
声をした方を振り向くとそこには純也がいた。

