もっと、ずっと。




ザワザワッ


「茜の浴衣、かわいい~」

「明日香こそ~。乙女って感じだよ!」



花火の場所に行くとたくさんの人でにぎわっていた。
でも私は、少しだけ寂しさを感じた。
本当はいっしょに行くはずの純也がいないこと。



「茜、あいつに見てほしかった?」

「へ?」

「浴衣・・・」



また璃紗ちゃんは鋭く言った。
明日香も心配そうな顔をしている。
だめだめ、今は二人がいるんだから!!
楽しまなきゃ!



「かき氷、食べたいな~。ねぇ、行こう!!!」

「うっうん・・・」

「・・・」



私は無理矢理会話をとぎらせた。