「純也・・・」
「ん?」
「純也は、あたしのこと好き?」
「・・・おう」
俺は照れながら茜に言う。
でも本人は納得しておらず、
「ちゃんと言葉で言って!」
と、俺との目の位置を近くして言う。
そんな茜は
りんごみたいにほっぺを
赤くした。
昔と変わらない茜の姿に
鼻でクスッと笑った。
「好きだよ・・・。もう絶対手放さない」
カッー
そう言うと茜の顔は
さっきよりも赤くなった。
可愛いな、茜は・・・。
そう思っていると、
隣に梓が信じられないような顔で
俺たちを見た。
「純也・・・。この人、誰・・・?」
梓は目を見開いたまま言った。
普段の梓からは考えられない顔だった。

