「ごめんね・・・。一番、つらい時に、そばにいてあげれなくて・・・。純也のこと、ぜんぜん分かってなかった・・・」
そう言うと茜は泣き出した。
俺は茜の流した涙を手で拭いた。
「泣くなよ・・・。俺は、おまえにひどいことをした。傷つけた。俺こそ、茜に謝らなくちゃいけないのに・・・」
「謝らなくていい。謝らなくて・・・いいから・・・」
ギュッ
茜はまた俺に抱きついた。
でもさっきより力は強くてふるえていた。
「また、あの頃に戻りたい・・・。また、あたしの前で笑ってよ・・・。もう、離れたくないよ・・・、純也」
「茜・・・」
「あたし、覚悟はしてるから!絶対、絶対・・・。純也を一人にはしないから・・・。ずっと、そばにいるから!!!だから!!」
ギュッ
俺も茜を強く抱きしめた。
もしかしたら・・・。
ずっとこの言葉を待っていたのかもしれない。
恐怖から
救ってくれる
大切な
愛しい人を・・・。
俺はずっと暗闇の中で
探していたんだ。

