「でも・・・あたし。純也に会ったらきっと・・・」
「大丈夫、俺信じてるから」
道重くんがゆっくりと私の目を見た。
「信じてるから、茜を」
どうして・・・。
どうして道重くんはこんなに
私を好きでいてくれるの・・・?
純也に会ったらきっと・・・
私は
道重くんといることより
純也といることを選んでしまうんだよ・・・?
ねぇ、道重くん。
私はあなたを
“傷つけるかもしれない。”
「本当に、会ってもいいの?」
「おう」
そう言って道重くんはにっこり笑った。
ごめんね、道重くん・・・。
私は一人で帰っていった。
頬に流れた涙。
いつもより冷たくてひんやりしていた。

