そう言って鼻で翼が笑った。
俺は少し驚いた。
「やけに自信あるんだな・・・?」
「おう」
「どうしてそんな頑張れるの??」
「どうしてもくそもねえよ・・・」
翼はぱっと目の色を変えて言った。
「好きな奴をそばで感じたい。絶対、そいつを守りたい。それが彼女を幸せにしてあげることなら・・・。俺は全力でやる」
ぱしっ
翼はそう言って俺にリンゴを投げた。
たぶん、翼は俺のことをどうしようもない男とでも思っているだろう・・・。
そばにいてあげられなくて、守ることすらできない。
最終的には茜を捨てた。
茜を幸せにすることなんてできなった俺に
翼は不満でもあるんだろう・・・。
「俺、絶対つき合ったら真っ先におまえに言うよ」
「おう」
「俺が絶対その子を幸せにしてみせる」
ほら、やっぱり・・・。
翼は俺みたいと違うからな・・・。

