もっと、ずっと。




「でもその子・・・なんか変なんだよな・・・」

「変?」

「うん・・・」



翼はかしこまったように言う。
さっきの笑顔とはうらはらにすごく寂しそうな顔を見せる。
なんで?って聞くべきかどうかも分からない。



「前の男が忘れられない・・・のかな?」

「何、元彼に未練あるの?その子?」

「分かんないけど・・・。たぶん。ずっと授業中も考え事してたから・・・」

「へぇー」



俺はふと茜のことを思った。
あいつ、ずっと泣いてるかな・・・。
だよな、あんなひどい言い方したし・・・。



「でも俺!!頑張ってみる!!」

「頑張れよ!!おまえならできる!!」

「純也に言われたくないしーー」

「は?なんだと!?」



俺も翼も幸せそうな笑顔を見せる。