もっと、ずっと。





「ぜんぜんだよ」

「バレンタインとかのチョコは??」

「もらったことあるけど・・・。10ぐらいだよ?」

「10!?それってすごいモテてるよ!!!」



私は目をぱちくりした。
その顔に道重くんはぷっと吹き出す。
「何?」って私が不思議そうに見ると、



「茜ってそういうところ可愛いな」



カッー



私は一瞬で顔が赤くなった。
それを見て道重くんはさらに笑った。
もしかして、バカにされてる??
そう思ったけど道重くんが



「照れてる。またそういうところも」



って言いかけたから私は小走りした。
でも彼は普通に追いかけてきて




「素直に喜べばいいのに~~」




と言って私の頭を触った。
さっきよりも・・・顔赤い。
おまけに熱も・・・。
ドキドキ・・・してる?私?



「茜?」

「・・・もういい!!」

「待ってよ~、茜!!!」



私はめいいっぱい走った。