もっと、ずっと。




「ありがとね、俊樹・・・」


私はそう言って俊樹の頭を軽くポンと叩いた。
すると、俊樹は満面な笑みを浮かべた。
その姿に悠里もくすっと笑った。



「よし、じゃあ。今日は焼肉だ。いっぱい食べていいぞー」

「ホントに!?」

「悠里、もしかして自分のお金で材料買ったの?」

「うん、まぁ・・・。財布が空っぽになったけど・・・」

「悠里ったら~太っ腹~。よ~し、じゃあ最初はお肉いっぱい食べちゃおう!!俊樹、悠里の分まで食べちゃおっか?」

「うん、そうだね」

「何!!そんなことはさせない!!」



たわいもない会話をする私たちだった。
私も自然と笑顔になった。



「あ~、喰った喰った」

「俊樹、寝ちゃったね・・・」

「片付け俺やるから先風呂入ってこい、茜」

「うん、ありがと」



私は立ち上がり二階に行こうとした。
そのとき悠里が「待て」と言ったので私は振り返った。



「何?」

「おまえ、大丈夫か・・・?」

「へ?」