帰宅____
「おかえり、姉ちゃん。ねえちゃん?」
「うん、ただいま」
「今日、お母さんいないって・・・。晩ご飯、よろしくって」
「自分で何か食べといて」
なんだか一人になりたくて私は部屋にこもった。
「どうしたん?」
「いや、姉ちゃんが暗いんだよ」
「そっか。俺みてくからなんか作っといて」
「あー。兄ちゃん、ずるい」
ベットの端っこにぽつんと座る。
携帯の中のデーターフォルダーを一つ一つ見る。
プリクラ、手料理を作ってあげた写真、体育祭の写真、いっしょに誕生日をすごした日・・・。
今つけてるもの。
これが純也のプレゼント。
「あたしのこと嫌いになったのかな・・・?」
そんなこと思うとまた涙が出る。
寂しくて、苦しくて・・・。
もうどうしようもない気持ち。
トントン
急いで涙を拭いた。
悠里が静かに入ってきた。

