「あんたなんでこんな賭けしたのよ」


リクに軽い肩パンをしながら言うと


「大丈夫だって。俺、国語得意だから負けねぇし」


はぁ…

あたしはリクの成績をよく知っている。

こいつは本物のバカだと思った。



でも、この出来事が
あたしの人生最大の大恋愛に
繋がっていったのは確かだった。