「え・・・は・・・は?」
訳の分からないことを言いながら無表情なアカヤがだんだん表情が変わっていく。
「・・・どういう意味?」
「アカヤが好き・・・ずっと好きだったの」
「・・・」
「中学の頃から・・大好きだったの」
後悔しないようにちゃんと伝える。
「・・・」
アカヤはなにも言わない。
これがアカヤの答えか・・・――――
「アカヤにはもう話しかけない。ごめんね?今まで毎日話しかけちゃって・・・迷惑だったよね」
「・・・」
無言・・それは肯定の意味。
「卒業までの間・・・クラスメイトとして、よろしくね。
今日はありがとう。良い思い出ができた・・・じゃあね」
あたしは精一杯の笑顔でアカヤに笑った。
アカヤの横を通ろうとすると腕を捕まれた。
「待てよ」
振り返ってアカヤを見るとアカヤは眉間にシワがをよっていた。
また・・・怒らしちゃったよ。

