「誰の部屋………?」



「俺の」






……………………えぇっ???







「……………………」






「………誤解のないように言うけど、俺の趣味じゃないから」




「…………」



「嘘じゃないよ、用意したのはイシュだから」




そう言ったニルの顔はどこか呆れた様子で、
ミラは他人の趣味に口出しするつもりは無かったが、少しだけ安心してしまったのを内緒にした。