魔王に捧げる物語



「エリーは人じゃないの!!?」


そっちの方が驚きだ。化石もそうだが………。

彼女はフフッと笑う。


「ミラもだんだん人じゃなくなるわ!

あの人に選ばれてるもの」


「わたしも………?」

「ええ、見えてるでしょ?」


と、窓の外を指す。


外はキラキラと光る粒子が見えた。
ニルも、カインも、エリーも………皆、光を纏っている。


事実が少しだけ重く感じた。



「うん………キラキラしてる。エリーもカインもニルも皆…」


「………怖がる必要なんてないわ」



複雑な気持ちが顔に出ていたのか、彼女はとても優しく言い、ミラの手を握った。



「あの人達はこの世界の影の支配者と言って過言ではないもの………
他の追随を許さない存在よ?

私たちは望めば世界だって壊してもらえる」


「だめだよエリー、わたしそんな事望んだりしないっ!」


「例え話よ、

だから怖がらないで?

私たちの立つ世界は普通と違うけれど、いくらでも相談に乗るわ!」