「…里!美里!!!」 「……え!?な、何?慎司」 慎司が名前を呼びながら顔を覗き込む。 「いや、着いたぜ?」 いつの間にか私の家の前まで着いていた。 …全く気づかなかったよ。 「じゃ、じゃあ慎司!またねっ」 私はそういって家の中に走って入る。 …なんでだろ、慎司の顔が見れないよ 「…あぁ、またな。」 後ろからは、少し寂しそうな慎司の声が聞こえたような気がした。