教室に戻ると、 明里が心配そうにかけ寄って来てくれた。 『…どうしたの??』 「ううん。なんでもないよ」 そう笑顔で言ったつもりだったけど… 『なんかあったんでしょ? 話してみて』 明里には、全部お見透しみたいだった。 私がさっきあったことを全て話すと、 時々、頷きながら聞いて 『そっかー。なるほどね』 ポンポンと優しく肩を叩いてくれた。 「でも、私が悪いの。なんか、軽はずみなこと言っちゃって…」 自分でも後悔してる。 なんで、あんなこと言ったんだろって…