あなたの隣は 私の居場所




「えっ? あ、ごめんなさい」


びっくりしたぁ…



まだ、心の準備が出来て無かったのに。



『いや…ま、いいけど。とりあえず腹減ったから、どっか食べに行くか?』



緊張しまくりの私に対して、かなり余裕そうな慎司。




「う、うんっ。いいよ」



私も、ちょうどお腹が空いていたので

緊張しながらも、そう答えた。




すると、



『じゃ、行くかっ!』


「…えっ!?」


戸惑う私の手を掴みながら、どんどん歩いて行く。



つまり…手を繋いでるってこと。




ゔぅ…恥ずかし過ぎるよ〜。