だって…あの五十嵐くんだもん。



今でも、全然信じられない。





考えれば考えるほど、不安になる。




1人で勝手に落ち込んでいると、



『良かったね〜、絵里奈ちゃん』



隣の席の亮太くんが

先生に聞こえないように、ヒソヒソ声で話しかける。



「えっ?? なんのこと…?」


訳が分からず首を傾げていると、


ぷっと笑われてしまった。