やっぱり恥ずかしくなって、俯いたまま


真っ赤になった頬を手で隠していると




『顔…上げろよ』


「えっ??」


予想外の一言に

驚きながら顔を上げたら、



「…んっ…!」


ふいに、唇をふさがれた。





やっと、

甘くて長ーいキスが終わり、五十嵐くんを見上げると



少し照れ笑いしながら、またギュッと抱きしめてくれた。




これが夢じゃないってことが


五十嵐くんの温もりから伝わってきて、すごく幸せな気分になった。