――――‥翌日。


教室のドアを開けると、

今日は、隣の席に人が居た。




あ、そっか!

今日で、停学になって1ヶ月が経つんだもんね。





「五十嵐くん、おはよ〜」


隣の席で寝ている五十嵐くんに

久しぶりに挨拶すると


『…おはよ』


と、眠そうに返事してくれた。



こうやって挨拶するのも、すっごく久しぶりだな〜



って思いながら、私も席に着いて

机の中を整理していると



『慎司ぃ〜!! 心配したじゃんかー』


亮太くんが

笑顔でこっちに駆け寄って来た。



『朝っぱらから、うるせーなぁ』


『いや、慎司がテンション低すぎるだけだって!』



とか、なんとか言い合ってる2人。


ホントに仲良さそうな2人を見てると

こっちまで笑顔になってくる。