亮太と松澤が、なんか話してるのを見ながら また、寝るだけの1日が過ぎんのかと思ってたら ――‥ブルル、ブルル。 と、窓の外からバイクの音が聞こえた。 しかも、だんだんと、その音が近づいてきて しばらくすると止まった。 クラスの奴らも、驚きながら窓の外を見始めた。 俺も席に座ったまま、ぼんやり窓を覗いた。