確かに、
隣の席には五十嵐くんが居た。
でも…どうして!?
「な、なんでここにいるの?」
目をまんまるくしながら聞いてみると
『…はぁ?? お前が来いって言ったんだろ?』
と、眠そうなまま答えた。
「それは、そうだけど…」
どうして、急に??
クラスのみんなも、
突然のことに、すっごく驚いてる様子だった。
私も、びっくりし過ぎて、
その場に突っ立ったままでいると
『…昨日は、悪かった』
って、突然 真剣な表情で謝られた。
「えっ??」
『ちょっと、言い過ぎた…』
もしかして…
昨日のこと、気にしてくれてたのかな?
そう思うと、少しホッとした。