学園王子と天然姫

俺は女から逃げる為に小さい公園に行った

そこでこいつに会った

ちいせぇガキ共と遊んでた

すげぇ楽しそうに笑ってたけどどこか寂しげで儚げだった

おれはその時一目惚れした

気付けば話しかけてた

「何してんの?」

「鬼ごっこだよ
 あなたも一緒に遊ばない?」

そういって俺を無理やり鬼ごっこにひきいれた

後で近くにいた先生らしい人に聞くと

このガキ共は孤児らしい

そしてこいつも両親はいないらしい

詳しい事情は聞けなかったが

気持ちは分かるからと
心を閉ざした子供達の心を開いて笑顔を取り戻したらしい

その時からずっとこいつが頭から離れなかった