… 「政人ーおはよ~」 「おはよ」 すでに、政人は起きていた。 「えっ起きてたの?」 「あぁ、なんかちょうど今メールきてさ、起きた」 メール? ベッドの横のミニテーブル。 政人のケータイのサブディスプレイには、 雛先輩 はっきり、表示されていた。 私が名前に気づいたのか、政人はケータイを手にした。 多分、メール読んでる。 「あのさ、莉子