いつもの通りなら。 『何。気になる訳?』 とか 『はぁ?んなことよりゲームに集中しろよ』 とか、来ると思ったのに。 そんな、切ない笑顔で、言わないでよ。 寂しいような、静かな瞳で言わないで。 政人って、そんな顔、するんだね… ずっと一緒にいても、 私は政人の全てを知ることはできない。 …できないよ。 そうなんだって適当に返して、普段より明るく、元気な私を演じた。 密室なのに、やっぱり何もおこらなくて、 政人の好きな人は私じゃないんだって、思った。