雨の雫




『だったら出てけ!』

夜中、父が母にそう
言いはなったのは。。


それから
離婚をするまで



そう時間を必要としなかった。





全く わからなかった。

私が原因だとずっと思ってて
私が消えてしまえば
いいと思ってたから。。


そして私の居場所はなくなった。

親戚は全員、私を軽蔑していて
引き取るものは誰ひとり
現れなかった。

勿論、その中に
おじちゃんも含むけど。


『私、しぃちゃんのトコ、行く!
 いいでしょ?お母さんっ!』

『駄目よ、
 迷惑かかるじゃない。』

『しぃちゃんはいいって
 言ってた!しぃちゃんの
 お父さんも。』

『それは一年前のコトでしょ?!
 今は違うのよ!!』

『何でそんなこと、
 お母さんが知ってるの?!』


お母さんは黙ったまま
ジャスミンティーをすすった。


私の好きなジャスミンティー。



今までの家族。大好きだった
家族の……思い出。。

いつも朝も昼も夜も
幸せな日も辛い日も

きっと明日、素敵な日が
くるように。素敵な未来が
くるように……。



ジャスミンティーを飲んでいた。




お母さんは黙ったまま
何か、と格闘した後、

私に口を開いたのだった。