高校に入ってから彼と出会って、 顔を真っ赤にして告白してくれた彼が 私だけを見てくれる彼が 本当に好きだ。 私は既に手は繋がれているのにさらにぴったりゆきにくっついて歩きだした。 「そんなにひっついてくんな!」 「ゆき照れ屋だもんね」 「別に照れてねえ!」 そう言いながら耳を真っ赤にするゆきが本当に本当に愛しくて…ずっと一緒にいたいと思ってた。 いや、思ってる。 その願いは叶うと思ってる。 そうだよね……――