あの言葉を言われてから、今までの間、私はずっと薄暗い路地裏に居た。 どこからかギャーギャーと耳障りな声が聞こえてくる。 「………ん?」 ちょっと待てよ。 どんどん近づいて来る気が…… 『だよなー。……お?』 『あれぇ、何してんのー??』 『ナンパ待ちとか?!』 次から次へと飛んでくるダミ声。 嫌い、きらい、キライ。 「大っ嫌い!!」