事故の日


学校からの帰り道

「CDショップに寄りたい」

と言い出したリカに付き合って、私達は大通りの歩道を歩いていた。


楽しそうにお喋りするリカたちに混ざれず、私はただ黙って後ろに付き従った。

頭の中はサチのことで一杯だった。

サチの泣き顔が

「ミツキなんて大嫌い! 一生憎んでやるから!!」

サチの叫び声が


じくじくと、胸を焼いて頭から離れなかった。