血塗られたジャージ

駅まで自転車で迎えに来てくれた早紀は、

大学時代よりかなり太っていた。


年賀状でもちょっと太ったかな?

と思っていたが

実際会ってみると厚みにビックリした。


親の仕送りを全部洋服につぎ込むくらいの

オシャレだった早紀を思うと残念でならなかった。



子供を遊ばせるため公園に移動して、

私たちは砂場で当時の思い出や、

友達の動向や、近況を話した。


何年たっていてもやっぱり友達だなと思った。