「あの!…この作品の作家さんはどちらにいらっしゃいますか?」

「…あたしです」

「え…あ、そうですか」

「何か?」

「いや、あの…
 この絵、いただけませんか?」
「無理」

「いや、もちろん
 タダでなんて言いません!
 そちらが提示した額を出します!」

「それでも無理。
 あたし、人見知りなの
 知らない人なら尚更。
 この絵を渡すなんて無理。」