最上階につき、先輩の家へ入った。
「乙葉、こっち」
案内されたのは、この前ご飯を食べたリビングのソファ。
そこに2人で腰を下ろして座った。
「先輩、なんで先輩の家に来たんですか?」
「まだ時間あったし、乙葉ともう少しいたかったから」
そっそんなこと……言われたら、もっと先輩のこと……好きになってしまう。
「家に帰りたかった?」
わたしが黙り込んだからか、先輩はじっと目を見て言ってきた。
「そうじゃないです。ただ……少し不思議だったから」
あまりにまっすぐ見られてたから、恥ずかしくて目を逸らした。
「不思議?」
「はい……。先輩と出会ってから、まだ何週間しか経ってないのに……。それに……」
「それに?」
ここから先は言えない。だって、聞いたら失恋することになる……。
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