「俺は……優しくないよ」
先輩は小さな声で言った。
「先輩は、すごく優しいです!」
少し声が大きくなってしまった。
周りの人達がこっちを見ている。
恥ずかしくなって、先輩に謝ると、
「はははっ、大丈夫だよ。ありがとう」
と言って、優しく笑ってくれた。
それから、2人ともご飯を食べ終わり、会計を済ませレストランから出た。
その後は、イルカのショーを見たり、ペンギンを見たり。
水族館はとても楽しかった。
歩き疲れて出口の前のソファに座っていると、先輩は立ち上がり、
「そこで待ってて」
そういって、来たところを戻って行った。
どこに行くんだろ。
.



