あれ……この声は……?
声のした方向を見ると…そこには……
「お兄ちゃん!!」
たった一人の兄弟の兄がいた。
わたしは、先輩から手を離し、お兄ちゃんに駆け寄った。
「乙葉…?その人は……っ!!」
お兄ちゃんは、先輩を見るなり驚いた顔をしていた。
どう……したの……?
「あの人は…彼氏…だよ?」
とりあえずお兄ちゃんの質問に答えるけど……
何だか、お兄ちゃんの顔が…いつもと違う……?
と、言ってもポーカーフェイスのお兄ちゃんから表情を読み取るなんて無理なんだけど……
でも、何か違う気がする。
先輩も、先輩で黙り混んでいる。



