engage−あの日の約束





「何か見たいもの、ある?」



「うーん…と……
あっ、雑貨が見たいです!」




少し考えてから先輩に言った。



欲しいものがあるんだよね。



「じゃあ、雑貨屋さんに行こう」



先輩は、わたしの手を取って歩き出した。




あれ……?

この感じ……前にもどこかで……





でも……先輩と手を繋いだのって、今日と前に一回、あったくらいだよね……



それよりも前にあったような……




う~ん………




「乙葉?
どうしたの?考え事?」



先輩がわたしの顔を除きこんだ。


か、顔が……近い。



数センチ先に先輩の綺麗な顔があって、顔が熱くなる。



「いや、そ……その……「乙葉……?」」