あたしの頭にはもう理性なんてものはなかった。 だってあんなにサラリと『可愛い』なんて言われたら・・・。 「じゃあ・・・ファイルはそこに置いといてもらえるかな?」 あたしはまだ固まったまま動けずにいた。 「・・・綾沢?」 秋原先生があたしの顔を覗き込む。 ちょちょちょっ! だから顔近いって!! プツンっ・・・ あたしの中で何かが切れた。 「秋原先生・・・。」 「ん?」