「…椎、なにお願いしたの?」



俺がそう聞くと、椎は顔を真っ赤にして、


「ねッ、願い事は言っちゃったら叶わないから…」


と小さい声で言った。




「……ふーん……」


……絶対言わせてやる…。



椎の髪を耳にかけて、耳にちゅっとした。




「ッッ!」


ビクッと反応する椎が可愛い…。




「…ねぇ、言ってよ?
…さっさとしないと、どうなるかわかるよな…?
それとも…お仕置き希望な訳…?」