――――――――― *淨弥side* ――――――――― 「…はい、到着」 長い階段をのぼり、たどり着いたのは、 「…縁結び神社…!」 昨日ガイドブックで見つけた、ホテルから少し離れている縁結び神社だった。 「…こういうの、好きだろ?」 「好き!!ていうか、嬉しい!!」 目をキラキラさせて、嬉しそうに目を細める椎。 こういうリアクションされると、やっぱり、嬉しい。 「淨弥ッ、早く拝もうよ!」