ごめん、梓。

梓の手を握って、目が覚めるのを待った。



「ん…?」


梓の目が覚めたのは、保健室に連れてきてから1時間後。


「梓…」

「凌央…?」


梓は俺に気づいて、起き上がろうとした。


「無理すんなよ。栄養失調だって」