空が泣いた~忘れられない約束~

あたしは誰に告白されても心が動かなかった




「ごめん。好きな人いるから」
そう振っていった


あたしには
彼がいた



「先生!」
秋乃 圭吾
あたしの先生
25歳
歳なんて関係なかった


「市原・・・」

「も~今は由香だよ?」
先生はふっと笑うと
優しく抱きしめて


「由香」

「圭吾」
そう言い合う放課後
たまらなく好きだった


圭吾とあたしは付き合ってた



愛し合ってた


でも・・・
見られてしまった



圭吾の本当の彼女に




数学の先生
南先生



「市原さん?ちょっと来てもらっていい?」
呼び出し・・・。




だれもいない教室



「あのね・・・圭吾はあたしの彼氏なのよ?」

「え・・・?」
初めて知った