「おい、そろそろ体育館行くぞ。何やってんだお前らは」 いつの間にか撮影会に変わっていた教室に担任の和田ちゃんがやってきた。 三十代半ばのオシャレメガネの和田ちゃんは、親しみやすくてクラスのみんなとも仲がよい。 「ミカ、行こう」 あたしはミカを連れて先に教室を出た。 いつまでも隣に並ぶ純平とサクラちゃんを見ているのが嫌だったから。 体育館に入ると舞台裏で準備に入るミカとは別れた。 あたしは照明係だからハシゴを登って二階に上がった。