送って行くと言われてホッとした自分と、少し残念に思った自分がいた。




何を期待してたの、あたしは。




もしSキャラの方の純平だったら、また強引なキスを許していたのかな。




そして、それ以上のことも…?




「桃ちゃん、行くよー」




「…うん」




直前まで二人で居たソファを横目に、純平の部屋をあとにした。