「純平っ…」




軽く机に腰かけたまま、純平が優しくあたしの手をひいた。




真っ正面に純平の顔。
その瞳にあたしの姿が映るのが見える距離。




「ちっ近いよッ!」




「何が?」




「顔!距離!」




焦るあたしの様子を完全に楽しんでる純平。




ちょっと笑ってるじゃん!
それも不敵な笑み。




「全然近くないじゃん。近いってのはこういうことだろ」




「……っ!!」




そういうと純平はあたしの口をふさいだ。